漢方体験

Q.荒木先生と漢方の出会いについて教えてください。

平成元年の開局当初は、この周辺に薬局の数が多く、新参者の私達は、地域の皆様に認知していただくためにイベントを中心にやって参りました。少しずつ親しいお客様が増えるにつれ、本格的な漢方相談薬局への期待をして頂いていることを強く感じるようになりました。
その頃、漢方の勉強会に誘っていただき、漢方こそ、アトピー、アレルギー、便秘などの慢性疾患に対応できると確信できました。その後本場中国での研修にも度々足を運び、もっともっと地域の皆さまのお役に立ちたいと考えています。

Q. 最近はどんなご相談が多いですか？

最近特に増えているご相談は皮膚疾患です。アトピー、ニキビ、酒渣、シミ、乾燥肌が多いです。あと、子宝相談は後を絶ちません。特に第二子希望で相談される方が増えました。
漢方ダイエットや過敏性胃腸炎のご相談もこれから多くなってくると思います。

Q. 荒木先生が得意とする専門性に関するテーマについて教えて下さい。

現在、私を含めて漢方相談担当者が３名おりますが、スタッフ３名にはそれぞれ得意分野があります。もちろん一定の基礎知識は持っていても、漢方相談の場合は感じて受けとめる心遣いが重要になる為、スタッフ間のつながりをしっかり構築し、常にミーティングを行っています。
そうする事により、固定概念を取りはらい、疾患だけを診るのではなく、患者様を知る事につながるからです。特に皮膚疾患や子宝相談のように一日でも早く結果を欲しがる患者には、内面ケアの継続が重要なポイントになると思います。

専門性とはカウンセリングの徹底だと思っています。そのためには、どれだけお客様とのコミュニケーションをとり続けられるかが重要になります。質問に答えていただきながら、いかに距離感を縮めていただくか、そして誰にも話せなかった事でも、お客様が聞いてほしいと思って下さって自然と話していただけるようになるか。お薬を選ぶ為には、お客様の全体像をとらえ、イメージすることを忘れてはいけないと考えています。漢方は身体だけでなく心にも変化が現れます。私共は生活環境や食養生も含めアドバイスを続けています。

Q. 漢方相談のメリットを教えてください。

本来私達には自然治癒力が備わっています。様々な理由で低下してしまった自然治癒力を高める事ができるのが漢方のメリットだと思っています。
漢方相談は心が変わり、言葉が変わり、態度が変わり、そして最終的には人生が変わるところまでのお手伝いができると思っています。大げさなようですが、心からそう信じて頑張っております。

Q. 今後の夢や目標をお聞かせください。

とにかくもっともっと漢方が各家庭に根付いて日常的に使ってもらえるように私共が役立てれば幸いです。